クリエイト速読スクールから学ぶ速読の方法 | 速読の仕方と記憶に残る読み方とは

験勉強が捗らない、複数の仕事を処理するのが大変、時間がほしい……。 ひょっとしたらあなたもこうした悩みを抱えているのではないでしょうか。 作業効率を上げたい!そんなときワーキングメモリという言葉がはずせません。

今回は日本実業出版社さん出版【脳のワーキングメモリを鍛える 速読ジム クリエイト速読スクール】を紹介させていただき、ワーキングメモリを訓練するためのトレーニングの一部を紹介させていただきます。

 

 

速読の基本的な考え方|BTRメソッドとは?

BTRメソッドとは、クリエイト速読スクールによって考案された日本語の速読技術を習得するためのトレーニングプログラムです。これはBasic Training for Readers methodの略で「読書をする人のための基礎トレーニング法」を意味し、基礎の名のとおり、速読以前に読書がニガテな方でもしっかりと読書の基礎を養える訓練なのです。

ただ速く読めれば良いというわけではなく、読んだ際の理解度に重きを置いています。BTRメソッドのトレーニングは3つの観点から構成されています。

その① 認知視野の拡大

本を速く読むためには、ページ全体を広く見て、すばやく多くの文字情報を識別する能力が求められます。人間は文章を見る際に複数の情報を一度に処理しています。単語の意味をその前後に存在する言葉を元に無意識に理解しようとしているのです。

例えばライター。英単語であるlighterとwriterは日本語で表記すれば同じ「ライター」です。この「ライター」の前後に「で火をつける」だとか「プロの」などと繋げることによって「ライター」の意味を理解しているのです。認知視野の拡大とは、私たちが無意識におこなっているこの能力を更に強くしよう、ということです。

その②読書内容への集中

ただ単に速く読むだけでは速読とは言えません。その文章が正しく理解できていなかったら意味がないのです。文字情報を瞬時にイメージして効率的に整理・理解する能力を鍛えなければいけません。その本全体を通した著者の主張や理論など文字情報として明確に書かれていない内容を(自分なりに)整理できて初めて「理解」できた、と言えるのです。

速読とはこのように速く読むだけでなく、内容を論理的に理解することが大切です。

その③読書トレーニング

文字情報の認知能力や読書内容に集中していく力を実際の読書の場で実践していく必要があります。文章全体を見て、頭でイメージをして、内容を理解する力を実際の読書にて養うのです。

 

速読の方法とワーキングメモリの関係性

速読で重要なことは理解力です。なぜなら、本や文書を速く読めたところで、得られた知識が頭に定着していなければ、それを読書とは言えないからです。速さだけでは効率アップは望めません。

ワーキングメモリとは理解力を上げるカギ

頭の働きを最新の脳科学で説明するとワーキングメモリという考え方になります。ワーキングメモリとは、得られた情報を一時的に保持・操作する際に使用される脳の機能であり、言い換えれば、記憶と処理を行う機能です。どういうことかというと、例えばあなたも計算問題を解くときに、頭に数を一時的に残しながら暗算をしますよね。

また料理のとき、作業中の手順を頭にメモしながら、次の手順を導き出します。このように私たち人間はワーキングメモリをうまく活用することで、複雑な行動や思考を行うことできるのです。

同時に何かをするときに役立つ

ワーキングメモリのもう一つの大きな機能は物事に優先順位をつけて集中することです。必要な情報と不要な情報を振り分けることにもワーキングメモリが欠かせないのです。私たち人間は勉強や読書のとき、文字情報の内容を一時的に保持し、その内容に検討を加えることで情報を理解しています。

もしも、頭の中の情報をメモするスペースが小さいと、次の文章を読もうとしても新しい情報を理解することができないのです。結果読書スピードが遅くなります。ワーキングメモリのスペースが大きければ、たくさんの情報を保持することできるので、効率よく文章の内容を整理することができ、速く情報を理解できるようになるのです。

ワーキングメモリを訓練し鍛えることによって、勉強や仕事といった作業の効率に差をつけることになります。BTRメソッドのトレーニングは、ワーキングメモリを鍛えるために非常に有効です。

 

ワーキングメモリを鍛えるトレーニング方法

カウント呼吸法

トレーニングの目的 心身をリラックスさせることを目的とした呼吸法です。トレーニングを始める前に集中しやすい状態を作ります。緊張せず、楽な気持ちになりましょう!

1:まずはリラックスをする

腰を伸ばし背もたれのある椅子に腰かけ、肩の力を抜いて頭を軽く前に落とすようにします。手は腿の上に乗せ、目は軽く閉じてまぶたの力を抜きます。

2:呼吸を整える

息を吸いはじめます。息を吸いながら心の中で(ひとーつ)と数えましょう。いっぱいに吸い込んだら、次はしずかに吐き出します。そして心の中で、力が抜けていくことを自分に言い聞かせるように唱えましょう。

お腹がへこむまで息を吐ききったら、再度息を吸います。息を吸いながら心の中で(ふたーつ)と数えましょう。息を吐くときは力が抜けていくことを自分に語りかけましょう。3分経過するまで、これを繰り返します。

3:記録をする

3分間の呼吸数がいくつだったかを記録します。心の中で先ほど数えた数を記入します。

スピードチェック

速さと正確さを追及するトレーニングです。目と手を同時に使用することによって、情報処理のスピードだけでなく、集中力も鍛えられます。トレーニングの方法 左側に太字で書かれている漢字や英単語と同じもの、その右側の8個から素早く見つけ出し、丸印をつけていきます。

1 南南東 東南東 南南東 北北西 東北東 北北東 西北西 西南西 南南西
2 北北西 東北東 南南西 東南東 北北西 南南東 北北東 西北西 西南西
3 東北東 南南東 北北東 東南東 東北東 西北西 南南西 西南西 北北西
4 南南西 西南西 北北西 北北東 東南東 北北東 南南東 南南西 西北西

 

1 score scrum scope scene scrap screw score screen scoop
2 scoop scene scoop score scrap scrum scope screw screen
3 scene scene screw scrap screen scoop scrum scope score
4 scope screen scene screw scoop scrap scope scrum score

丸印をつけた数を記録します。答え合わせは必要ありません。実際の問題ではこれを40個ずつ行い、制限時間1分で付けられた丸印の数を数えます。まずはできるだけ多くの丸印をつけましょう。その後、1分以内に40個つけられるように繰り返しトレーニングを行うのです。

スピードボード

トレーニングの目的 目で見た文字を、頭の中でイメージする速度をあげるためのトレーニングです。情報を理解するスピードを限りなく速くする、実践的なトレーニングです。

トレーニングの方法

ステップ1

ステップ1のボードを机の前方に置きます。ボードは3×3のマス目になっていますが、必ず0の位置からスタートです。問題文に従い、マスの中をイメージして動かします。ボードを見ずに頭の中だけで動かしましょう。最終的にたどり着いたその位置をボード1と照らし合わせてください。その位置にある数字orアルファベットが答えです。

A 1 B
 4 0 2
D 3 C
1 上へ1 右へ1 下へ2 左へ2 上へ2
2 下へ1 上へ2 下へ2 左へ2 上へ1
3 左へ1 右へ2 左へ2 右へ2 左へ2
4 左へ1 右へ2 左へ2 上へ1 右へ1

制限時間は3分です。3分以内に終わるようになったら、ストップウォッチを併用し、時間を計って終わった時間を記録しましょう。実際にはこの問題を制限時間3分で30問解きます。

ステップ2

方法はステップ1と同じですが今回は4×4です。

a 1 b 2
6 0 7 c
f 8 g 3
5 e 4 d
1 右へ1 下へ1 左へ1 上へ2 左へ1
2 右へ2 下へ2 左へ2 上へ1 左へ1
3 右へ2 上へ1 左へ2 下へ1 左へ1
4 左へ1 下へ2 右へ2 上へ1 右へ1

ステップ1と同様に実際の問題ではこれを制限時間3分で30問行います。最初は解答数を数え、その後は2分以内に終わるようにしましょう。間違いは3つまでOKです。

イメージ記憶

トレーニングの目的 文字を読むときに、その場面・状況が頭の中で素早く浮かぶのと、そうでないのとでは、読書のスピードでも内容の理解度でも大きな差が生まれます。イメージ記憶トレーニングは、言葉から素早くイメージを浮かべるトレーニングです。イメージする力を訓練することで、読書スピードのアップやより深い内容の理解ができるようになります。

トレーニングの方法 問題は、上下で2個一組の単語が1ページに2段ずつ並んでいます。組になった2つの語の間には、意図的な関係は全くありません。

問題の2個一組になった単語40組を制限時間2分で覚えていきます。2つの語をひとつのイメージにして心の中に思い浮かべながら覚えます。

例えば、池‐滑り台なら池に浸かっている滑り台のように映像をイメージするのです。2分経過したら記入用紙にある下段の単語を思い出しながら記入します。記入が終わったら答え合わせをせずに再度同じ問題を見て1回目と同じことを繰り返します。2回目が終わったら、答え合わせをしましょう。


















竿






















































 


















竿



















 

イメージ力は日常生活ではそれほど意識をしませんが普段の勉強・仕事でも大切なことなのです。ここで得られたイメージによる記憶の感覚が実際の読書で活かすことができるようになると、その文章の要点を素早く記憶し、楽に思い出せるようになり、効率アップに繋がります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は効率アップのための速読の方法 BTRメソッドのワーキングメモリトレーニングのうち、スピードチェック、スピードボード、イメージ記憶を紹介させていただきました。

よく言われる眼球運動だけでは効率アップにはつながりにくく、速読で大切なことは理解力であることをお伝えしましたが、今回のトレーニングもすぐに目覚ましい効果が期待できるわけではありません。

ですがコツコツと継続していくことで良くなっていくのでゲーム感覚であいた時間にでも訓練をしてみましょう。頑張れば頑張るほどに集中力がつき、ひいては効率アップにつながっていきます。勉強の学習能力も、仕事の成果もあげていきましょう。

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